新入社員として、あるいはキャリアアップに伴い、
社章バッジを着用する機会が増えますよね?
しかし、いざ自分のスーツを見てみると…
「あれ?社章をつけるための穴がない!」と困った経験はありませんか?
特にレディーススーツは、男性用とは異なり、
社章をつける「フラワーホール」がないものが一般的です
この問題、実はちょっとした工夫で簡単に解決できます
今回は、穴がないスーツに大切な社章をスーツを傷つけずに、
スマートにつける方法を徹底解説します!
1. なぜ女性用スーツには「社章の穴」がないの?

社章をつけるための穴は、男性用スーツの左襟(ラペル)にある「フラワーホール」のこと
直訳の通り、元々は装飾として花を挿すためのものです
実は、レディーススーツにこの穴がないのは、
男性スーツとは異なる歴史的背景があります
- 起源の違い:
男性スーツが軍服から発展し、装飾的な「穴(フラワーホール)」が残ったのに対し、
女性のスーツはファッション性や多様性を重視して発展しました - デザイン性の優先:
レディーススーツは多様なデザインや装飾が施されるため、
伝統的なフラワーホールの設置がデザインの妨げになるという考え方もあります
つまり、穴がないのは「不備」ではなく、デザインが異なるからなのです
2. スーツを傷つけない!社章バッジのスマートな付け方3選
社章の一般的な留め具は、スーツに針を刺して裏側から金具で留める「針式」が主流です
しかし、穴がないスーツに針を刺すと、生地に穴が残ったり、
最悪の場合、ほつれてしまうことがあります
そこで、スーツの生地を傷つけず、安定して社章を着用する方法を紹介します
① 【最優先】留め具自体を「穴なし」仕様に変える
最もスマートでプロフェッショナルな方法です
| 留め具の種類 | 特徴とメリット |
| ネジ式/タイタック | 留め具自体がネジ式になっており、留め具が衣服を挟み込むため、穴を開ける必要がありません |
| マグネット式 | 針がなく、強力な磁石でスーツの表裏から挟み込むため、生地を全く傷つけません。最も推奨される方法です |
| ピンバッジ型 | 非常に細い針を使用しており、小さな穴で済むため、目立ちにくい |
もし会社から支給された社章が針式(標準的な留め具)の場合は、
「マグネット式の留め具」を別途購入し、
社章の針部分を専用の台座に付け替えるのがおすすめです
② 【応用】クリップ・安全ピンで裏から固定する
応急処置や、マグネット式への交換が難しい場合に使えます。
- 社章の針を刺した後、裏側の金具(キャッチ)を使わずに、
小さめの安全ピンで針の根元を生地の裏側から固定します - または、強力なクリップを裏側に滑り込ませて、針が動かないように固定します
ただし、この方法は厚手の生地では不安定になりがちなので、
あくまで一時的な方法と考えましょう
③ 【定番】襟元ではなく「胸ポケット」に固定する
「どうしても襟元に付けたい」というこだわりがないなら、
胸ポケットの縁に着用する方法もあります
- 方法:
胸ポケットの縁を折り返したり、内側に隠れるように針を刺し、内側からキャッチで留めます - 注意点:
襟元の社章は正面から見て安定感がありますが、
ポケットに付ける際は、社章がポケットの中で傾いたり、
垂れ下がったりしないよう、しっかりと固定しましょう
3. 【豆知識】スーツのポケットにある「フタ」の意外な役割
社章とは直接関係ありませんが、
スーツのポケットについている「フタ」の役割を知っておくと、
あなたのスーツへの理解が深まります
このフタは「フラップ(雨蓋)」と呼ばれ、
もともと屋外で着用されていたスーツのポケットに、
雨やホコリが入るのを防ぐための実用的な機能としてつけられました
知っておきたいマナー
| 場所 | フラップの扱い | 理由 |
| 屋外 | 出す | 本来の役割通り、ホコリや雨を防ぐため |
| 屋内 | しまう | 屋内でフタを出すのは「この部屋はホコリっぽい」というメッセージになりかねないため しまうことでフォーマルな「玉縁(たまぶち)ポケット」に見えます |
とはいえ、現代のビジネスシーンでは、
出入りのたびに出し入れするのは手間なので、
左右両方のフラップを揃えて出しておいても問題ないとされています
ただし、冠婚葬祭などの厳粛な場ではしまうのがマナーです


まとめ:スマートな社章着用で信頼感をアップ!
穴がないレディーススーツに社章をつける方法は、
マグネット式やネジ式への交換が最もおすすめです
社章は、あなたが会社の代表であることを示す大切なシンボルです
適切でスマートな着用を心がけることで、
取引先や社内での信頼感を高めることができます
ご自身のスーツと社章のタイプに合わせて、最適な方法を選んでくださいね
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