夜空を見上げるのが楽しみになる季節がやってきました
2025年11月、私たちは今年一番の特別な満月を目撃できます
それが、地球に最も近づく「スーパームーン」です
「どうせスマホじゃ綺麗に撮れないんでしょ?」と思っていませんか?
ワタシも以前はそう思っていたんですが、
コツを掴めば、しっかり撮影できるんです!
実はiPhoneカメラでも、
ちょっとした裏ワザで、
まるで望遠鏡を覗いたかのような、
クレーターまで見える月を撮影できるんです!
この記事では、2025年最大の満月の正確な情報と、
あなたのiPhoneでその感動的な姿を記録するための簡単な撮影術をご紹介します
🌕 2025年最大の満月は「ビーバームーン」!観測日時をチェック

2025年、地球に最も接近し、今年最も大きく明るく見える満月が11月にやってきます
| イベント名 | 満月の正確な瞬間(日本時間) | 観測のベストタイミング | 呼び名 |
| 2025年最大の満月 | 11月5日(水)22時19分頃 | 11月5日の月の出〜夜間 | ビーバームーン |
満月の瞬間は22時19分ですが、
観測のベストタイミングは、
月が昇り始めた直後、
つまり月の出(17時頃)から数時間後が特におすすめです
観測のヒント:なぜ「月の出」直後がおすすめ?
月が地平線や水平線に近い位置にあるときは、
脳の錯覚(月の錯覚)によって、
肉眼でも月が通常より巨大に見えます
この時間帯は、景色と一緒に月を写真に収める絶好のチャンスです!
また、11月の満月は、
冬に備えてビーバーが巣作りを始める時期にちなんで
「ビーバームーン」とも呼ばれています
特別な夜空を眺めて、自然の神秘を感じてみましょう!
📸 スマホ撮影の基本!なぜ月は「白飛び」してしまうのか?
「夜空を撮ったはずなのに、月だけ真っ白な光の点になってしまった…」という経験はありませんか?
これは、月が夜空にある他の星と比べて圧倒的に明るい被写体であるためです
iPhoneなどのカメラは、
画面全体の明るさを自動で平均化しようとします
その結果、暗い夜空に合わせて露出(明るさ)が上がりすぎてしまい、
月が明るさの限界を超えて「白飛び」してしまうのです
スーパームーンの美しい姿を写す最大の秘訣は、
この「白飛び」を防ぐために、
意図的にカメラの露出を下げることにあります
✨ 秘訣は「露出ダウン」!iPhoneカメラで月をくっきり撮る裏ワザ
特別なアプリやレンズは必要ありません!
iPhoneの標準カメラアプリにある機能だけで、
月の模様までくっきり写す裏ワザをご紹介します
ステップ 1. 最大ズームで月を中央に
カメラアプリを開き、
月が画面の中心に来るように調整します
可能であれば、iPhoneの望遠レンズ
(例:Proモデルの3倍〜5倍望遠)で可能な限りズームします
ステップ 2. 月をタップしてピントを合わせる
画面内の月を1回タップしてピントを合わせます
ピントが固定されると、
画面上部または下部に「AE/AFロック」の表示が出るとともに、
黄色い枠の横に「太陽のアイコンがついた縦のスライダー」が表示されます
ステップ 3. 太陽アイコンを下にスライドして露出を下げる
これが最も重要な工程です
- 太陽のアイコン(露出スライダー)に指を置いて、そのまま下にスライドさせます
- 画面が急激に暗くなり、月が白飛びせず、
表面の輪郭やクレーターの模様が見えるところまで露出を下げてください - 月がくっきり写ったら、そのままシャッターボタンを押します
💡 豆知識:シャッターを押す際、iPhone本体に触れるとブレやすいです
有線のイヤホンの音量ボタン(+/-)を使うと、
本体に触れずにシャッターを切れるのでおすすめです
ステップ 4. 【裏ワザ】ビデオモードでのキャプチャも試す
写真モードでうまく撮影できない場合は、「ビデオモード」を試してみましょう
- 設定 > カメラ > ビデオ撮影で、「4K/60fps」など高画質な設定を選びます
- カメラアプリで「ビデオ」モードに切り替えます
- ステップ 3までと同様に、月をタップしてピントを合わせ、露出を思い切り下げます
- ビデオ撮影を開始し、画面右下(または右上)に表示される
白いシャッターボタン(静止画キャプチャ)をタップして画像を保存します
ビデオモードは露出が安定しやすく、動く月を捉えやすくなる利点があります
🌃 周辺の景色と「月の錯覚」を活かした感動的な撮り方
「月単体で撮るのが難しい」と感じたら、
月と地上の景色を組み合わせることで、
スーパームーンの大きさを際立たせる写真を撮りましょう
| テクニック | ポイント | 狙う時間帯 |
| 月の錯覚を利用 | 月の出の直後、地上の建物や山などと一緒に写す。月が巨大に見える効果が最大になる | 月の出(11月5日17時頃)から1〜2時間 |
| シルエットを添える | 人や木、建物をシルエットとして月の下に配置する。月の光と対比させることで、月の輝きが際立つ | 月が空の低い位置にある時間 |
このテクニックを使うことで、
月の輪郭がはっきりするだけでなく、
写真全体に奥行きとストーリーが生まれます
📅 スーパームーンの周期
スーパームーンは、月が地球の周りを回る軌道(公転軌道)が楕円であるため、
「満月(または新月)となるタイミング」と
「月が地球に最も近づくタイミング(近地点)」
が重なるときに起こります
この二つのタイミングが一致する周期は、
天文学的には約411.8日(または約413日)とされています
| 周期 | 期間 | 補足 |
| 約413日 | 約1年と50日弱 | これが、スーパームーンが起こる基本的な間隔です |
| 年間の発生頻度 | 年に1回程度 | 厳密な定義(占星術家が提唱)を満たすスーパームーンは、この413日周期であるため、「おおよそ1年に1回のペース」で観測できることが多いです |
| 複数回連続 | 年に2〜4回 | 厳密な「スーパームーン」の定義に当てはまらなくても、地球から見て「非常に大きく見える満月」が2〜4ヶ月連続で見られることもあります |
補足:長期的な周期
より長期的に見ると、
スーパームーンの周期自体が約18回の満月周期(約20.3年)
の周期で変動することも知られています
そのため、非常に大きく見える満月が続く
「スーパームーンの季節」
も、その長期的な周期で変化していきます
直近の観測を楽しみにされるのであれば、
「約1年と少し」を目安に
次のスーパームーンをチェックしてみてください
📅 次のスーパームーン(満月)
次のスーパームーン(月が地球の近地点近くで満月となる現象)は、
| 日付 | 満月の名称 | 日本での満月の瞬間 | 補足 |
| 2025年12月5日 (金) | コールドムーン | 8時14分 (日本時間) | 2025年最後のスーパームーンです 最も大きく見えた11月5日の満月とほぼ同等の大きさです |
🔍 2025年のスーパームーン(満月)の流れ
実は2025年は、秋から冬にかけてスーパームーンが連続して発生する年です
| 日付 | 満月の名称 | 補足 |
| 2025年10月7日 | ハーベストムーン | スーパームーンの定義に該当 |
| 2025年11月5日 | ハンターズムーン | 今年最も地球に近かった満月(すでに終了) |
| 2025年12月5日 | コールドムーン | 次に最も大きく見える満月 |
| 満月名 | 観測される時期 | 名称の由来 | 補足 |
| ハーベストムーン(Harvest Moon) | 秋分に最も近い満月 (9月頃) | 「収穫の月」この満月が昇ると、日没後も明るさが長く続くため、夜遅くまで農作物の収穫(Harvesting)ができたことから名付けられました | 季節の変わり目を示すため、厳密に「9月の満月」とは限りません |
| ハンターズムーン(Hunter’s Moon) | ハーベストムーンの次の満月 (10月頃) | 「狩人の月」ハーベストムーンで収穫を終えた後、野生動物が冬支度で太り、夜の明るさで狩り(Hunting)に適していた時期であったことから名付けられました | 狩りの季節の到来を告げます |
| コールドムーン(Cold Moon) | 12月の満月 | 「寒月」本格的な冬が到来し、気温が大きく下がり始める(Cold)時期の満月であることから名付けられました | 冬の寒さが身に染みる頃の満月です |
💡 観測のポイント
満月が最も大きく見える「満月の瞬間」は、
厳密には2025年12月5日の午前中ですが、
月は夜間に空に昇ります
月が地平線や水平線の近くにある時(月の出や月の入りの時間帯)が、
目の錯覚により最も大きく見えるため、
12月4日の夜または12月5日の夕方が観測のチャンスとなります
まとめ
2025年11月5日のスーパームーンは、
一年で最も地球に近い、特別な満月です
iPhoneのカメラでも、露出を下げる」
という簡単なコツさえ押さえれば、
感動的な一枚を記録できます!
ぜひこの裏ワザを試して、
あなたのスマホにビーバームーンの神秘的な美しさを残してくださいね!
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